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嵯峨野高校ワンダーフォーゲル部夏合宿の報告です。

今年の夏合宿は、総勢47名で、8月5日(月)から8日(木)の3泊4日で実施しました。岳人たちの聖地、北アルプスの涸沢(からさわ)にテントを張り、目指したのは標高日本第9位の北穂高岳(3,106m)。1年生は初めての3,000mの世界、初めてのテント泊です。

 今回の合宿には、現在看護師をされているワンダーフォーゲル部OGの方と、近畿大会優勝時ワンダーフォーゲル部部長であったOGの方にも参加いただき、さまざまな面で協力いただきました。

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 登山は非日常を体験できるスポーツです。合宿中の朝3時起床、5時出発、夜7時就寝なんて普段の生活ではほぼありません。天の川がはっきり見える満天の星空、朝の5分だけ見られるモルゲンロート、岩だらけの上で仲間と一緒に寝る、困難を乗り越えたからこそ見ることができる山頂の絶景。まさに「ほんまもん」の世界ばかりです。こんな体験は、当然普段できません。登山というスポーツだからこそ味わえることです。勝負を競い合うのでもなく、タイムで競い合うのでもなく、いかに安全に目的を達成できるかが大切になるスポーツです。こういう体験を高校生の間に、しかも岳人たちの聖地・涸沢で体験できたということは、合宿に参加した部員にとって大きな財産になると思います。そして、そういう体験ができたのは、家族の方々の理解があったからこそです。この場を借りて保護者等の皆さまにお礼申し上げます。また、私たちのために時間を割いていただき貴重な高山での登山活動についてアドバイスいただいた長野県警山岳遭難救助隊の皆様、慣れない北アルプス登山でいろいろとご迷惑をおかけしたにもかかわらず、私たちの登山活動を暖かく見守っていただいた岳人の皆様にも感謝いたします。

モルゲンロートに輝く涸沢(動画)(↓ 画像をクリック)

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