SAGANO BLOG

1月16日(火)に金剛能楽堂で、本校2年生を対象に古典芸能鑑賞を行いました。

まず、狂言『附子(ぶす)』です。

主人は、桶に「附子」という猛毒が入っているので、近づかないようにと言って出かけます。

「附子」の方から吹く風にあたっても、命が危うくなると言います。

太郎冠者と次郎冠者は、それが美味しい砂糖と知って......。

茂山千五郎先生(太郎冠者)と茂山逸平先生(次郎冠者)によって、「附子」を危険物としておびえる様子や、その後に美味しそうに食べる様子が演じられ、生徒達は楽しそうに笑って鑑賞していました。


次に、能『葵上』を鑑賞しました。

シテは金剛龍謹先生でした。

こちらは『源氏物語』が題材になっています。

六条御息所の生き霊が、葵上を苦しめようとする場面は、迫力満点でした。

時代を経ても、嫉妬や恨む気持ちがあるということを感じさせられました。


事前学習では、「躍動する時代ー中・近世ーの文芸」ラボと狂言部が、この日を楽しめるようにと解説動画を作成してくれました。

その事前学習があったので、より楽しんで観ることができました。

一流の先生方による能と狂言を鑑賞し、京都の伝統文化に親しむことができました。

 
 
Copyright (C) 京都府立嵯峨野高等学校 All Rights Reserved.