SAGANO BLOG

 1111日(土)、「令和5年度 みやびサイエンスガーデン」を京都工芸繊維大学にて開催しました。このイベントは、京都府教育委員会と、SSH指定校である京都府立洛北高等学校・嵯峨野高等学校・桃山高等学校が主催となり、自然科学分野を中心とした探究活動に取り組んでいる生徒たちがポスターでの中間報告を行うものです。今年度はスーパーサイエンスネットワーク(SSN)校のうちの南部6校と園部高等学校の計7校から115件のポスター発表、京都府立西舞鶴高校主催の「海の京都サイエンスガーデン」から25件のポスター展示が行われました。また、両イベントはオンラインのGood Job Cardにて質問やコメントを送る交流を行いました。

 

 本校2年生は、これまでのスーパーサイエンスラボ(SSL)Ⅱでの取組の途中経過を報告しました。


 【テーマ例】

「フライパンにおけるマイクロプラスチックの発生量の仕組みと変化」

「クリプトビオシス状態のクマムシが復活するスクロース溶液の濃度検討」

「振動に対する構造物の揺動と地中埋設部の深さの相関」

「占い師の行動における人狼ゲームの勝率の変化」

「陶土の種類によるオカリナの音色比較」

「アカマツ(Pinus densiflora Siebold et Zucc.)の根長と土壌物理性の関係」

「熊本県における放置竹林問題~竹林利用に向けた全バイオマス量の推定~」

  

 準備の段階では初めてのポスター発表を不安に感じている生徒もいましたが、当日には、特に質問されたところを丁寧に説明するなど、それぞれ工夫しながら発表を終えることができました。他校の生徒の発表に質問をしたり、研究について議論したりすることで新たな交流の輪を広げた生徒もいました。

 今後、頂いた質問やコメントを元に実験を重ね、自身の研究についてより深く、より多角的な視点で語れるようになってほしいです。

また、今年度は発表者だけでなく、1年生も見学に参加し、嵯峨野高校や他校の先輩の発表を聞き、質問やコメントを行いました。参加した1年生は

「説明をしている人が生き生きとしていて楽しみに思った」

「自分の興味のある分野が以前よりはっきり見えてきた」

「まずは日常でテーマを見つけることをがんばろうと思います」

など、今後の探究活動に向けて期待を膨らませていました。

 
 
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