SAGANO BLOG

12月10日(土)に右京ふれあい文化会館で開催された「右京区民文化交流会」において、
本校のバトントワリング部がバトンとポンポンの演技を披露しました。

本校のバトントワリング部は毎年福祉祭りやパレード等に参加していましたが、コロナ禍において、それらの催しは中止されていました。
今回「右京区民文化交流会」に参加させていただいたことで、久しぶりに地域の皆様に演技を見ていただくことができました。
右京区民ふれあい事業実行委員会の皆様をはじめ、本校の演技を見ていただきました皆様に感謝申し上げます。

スポットライトを浴びて演技スタート!!
クリスマスソングにのせて演技を披露します!!
「X」「m」「a」「s」をポンポンで作りました
フィニッシュ!!大きな拍手をいただきました!!
 

季節は確実に進みます。
12月1日から、2学期末テストが始まりました。
校舎内の面談スペースでは教材片手に質問に来る生徒
模試結果を基に進路相談に来る生徒


次のステージへ
自分の変化(=成長)を信じて、自分と向き合い、歩みを進めます。

 

11月11日(土)にSSH指定校である奈良県立奈良高等学校にて、けいはんなサイエンスフェスティバル2022が開催されました。本校サイエンス部1年生7名が参加し、アイデアソンの講義を受講しました。アイデアソンは、質問を作ることを通して課題の理解や新しい発想を得る活動です。「夢の発酵食品」という内容で、簡単な知識を教えていただいてからグループで議論を深めました。研究活動のテーマを決める際や、研究活動をより深化させるためにも活用していきたいと考えています。

アイデアソンの後は、ポスターセッションも見学しました。様々な研究発表を見て、テーマ決定の参考になりました。早く研究し、発表したい様子でした。

 

放送部26年連続全国大会出場!

先日行われた京都府高等学校総合文化祭放送部門の結果は以下の通りでした。
◎アナウンス部門 第3位入賞→全国総文鹿児島大会出場
◎朗読部門 決勝進出1名
◎朗読部門新人戦 決勝進出3名,うち1名第5位入賞
◎オーディオメッセージ部門第1位入賞→全国総文鹿児島大会出場
◎ビデオメッセージ部門第3位入賞→近畿総文三重大会出場

また,アナウンス部門第3位入賞の部員は,全国高等学校駅伝競走大会の閉会式の司会を担当します。
お世話になりました皆様,本当にありがとうございました。
放送部は大会だけでなく,学校行事の機材など,目立つところ,目立たないところで今後も頑張って参りますので,応援よろしくお願い致します。

 

10月25日(火)、国際交流委員の1.2年生16名が、
韓国のコクソン高校1~3年生とOnlineで交流会をしました。
今年度4回目となった今回は、
日常生活の中で自分たちが抱える悩みや課題を共有しました。
勉強のことや、友人関係、スマホについてなど
国を超えて同じような悩みを持っていることもわかり、
お互いをより身近な存在に感じる機会になりました。
次回は"The Holiday Season"をテーマに
12月14日に交流する予定です。

 

 10月27日(木)の6限目に「1・3年生合同キャリアワークショップ」を実施しました。1年生と3年生(1グループ10名程度)の交流企画で、嵯峨野高校での学校生活について、先輩と後輩が情報共有をしました。

内容は多岐に渡り、3年生にとっても1年生にとっても貴重な時間になりました。例えば、次のような内容でした。

1 勉強について
(1)勉強と部活動との両立方法
(2)模擬試験の活用方法・復習方法
(3)家庭学習の仕方・時間
(4)おすすめの勉強スポット
(5)苦手教科への立ち向かい方
 
2 進路について
(1)志望大学・学部を決めた時期とその方法
(2)志望大学・学部の魅力
(3)志望大学・学部の情報入手方法
(4)オープンキャンパスの活用方法
(5)将来の夢
 
3 悩み?
(1)自分の選択に自信を持つには?
(2)モチベーションを上げるには?
(3)勉強方法に悩んでいるのでアドバイスをください
(4)1年生の頃の自分にどんなアドバイスをしますか
(5)今のうちにやっておくことは?
 
 1年生にとっては、「同じ時間と空間と経験を共有している先輩から、リアルなアドバイスがもらえ、今後の高校生活をさらに充実させる機会」になり、3年生にとっては、「自身の高校生活を振り返ると同時に初心を思い出す絶好の機会となり、夢の実現に向けて、大きなエネルギーを得ることができた」ようです。

嵯峨野高校では、学年内の横のつながりも大切にしながら、今回のような縦のつながりも大切にしています。嵯峨野高校の伝統が、こうして引き継がれていきます。


 

9月22日木曜日、延期になっていたとこのは祭体育の部(体育祭)を実施しました。

9時からグランドで開会式を始めた途端、無情にも雨が降り出し、一時中断せざるを得なくなりました。
雨雲レーダーの情報を確かめながら、教員と体育委員会の生徒たちで「なんとかこの体育祭を実施することはできないか」と検討し、雨が落ち着いてきた時を見計らって体育委員や運動系クラブの生徒たちで協力し、グランドの水取りを行いました。

体育委員の頑張りによって、グランドはなんとか復旧でき、プログラムを編成し直して体育祭を再開しました。

 

ようやく再開した体育祭。待機していた生徒たちのエネルギーがようやく発揮される時です!個人種目3種類とクラス対抗リレーのみの実施でしたが、その代わりに1つ1つの競技に全力投球!各クラスで円陣を組み、クラスで一致団結していました。

また、今年度も放送部の皆さんによる実況中継と音楽の放送がありました。
グランドを活気づけ、時折笑いを誘う実況で、さらに体育祭は盛り上がります。

体育委員会は競技中も忙しくグランドを駆け回ります。
競技が終わるとその都度グランドを整備したり、ラインを引き直したり、次の競技の準備をしたり。

テキパキと動き回り、円滑に体育祭を進行してくれていました。

クラス対抗リレーは、やはり一番の盛り上がりをみせ、どの学年も白熱した戦いでした。リレー走行前、「緊張する」「大丈夫かな・・」と不安な表情の選手たちも、いざトラック内に入ると顔つきが変わります。
特に3年生はクラス対抗リレーに懸ける思いは大きく、3年間の思いを全て出し切った真剣勝負になりました。

雨で短縮を余儀なくされた体育祭でしたが、体育委員会や各クラブ部員の生徒たちの頑張りにより開催できた体育祭。
準備から、後片付けまで全校生徒のために頑張ってくれてありがとう。

体育祭終了後、3年生が「全部終わっちゃったね」「寂しいね」とつぶやく姿がありました。
3年生はコロナ禍とともにあった高校生活。この3年間の行事は何一つとして「例年通りの実施」ができなかったかもしれません。しかし、そんな状況を受け止めながら、楽しみをみつけ、輝いていた姿がありました。
みなさん、お疲れさまでした。またいつもの日常で一人一人の輝きを見せてください。

 

9月20日(火)、国際交流委員の1.2年生17名が、
韓国のコクソン高校1~3年生とOnlineで交流会をしました。
7月に行われた前回の交流ではコクソン高校の生徒達から
韓国についてプレゼンをしてもらいましたが、
今年度3回目となった今回は、
本校の生徒達が夏休み前から準備を始めていたスライドを駆使して
日本の文化・言語・名所の3種類のプレゼンをしました。
日頃の学習で培った英語力とプレゼンスキルを発揮し、
堂々と発表することができました。
コクソン高校の生徒にも好評でした。
次回の交流は10月25日の予定です。

 

本日7限、3年生LHRで大学入学共通テスト説明会を行いました。各HR教室にて令和5年1月14日(土)15日(日)に実施される共通テスト出願手続きについての説明を受けました。配信される動画を見ながら、各自渡された「受験案内」冊子を丁寧に取り出し、ひとつひとつ書類を照らし合わせて確認をしていました。記入事項や受験料払込などの注意事項を、メモを取りながらしっかり聞いていました。昨日までの文化祭の興奮冷めやらぬ中、いよいよ始まる受験シーズンに、気持ちを新たに引き締まった表情で聞いている姿が印象的でした。大学受験も文化祭も、ひとつひとつ、丁寧に、みんなでがんばれば大丈夫。3年生のみなさんの、これからの季節を前を向いて走り抜けていく気概と覚悟を感じた1時間でした。

 

文化祭の閉会式が終了した後は、すぐに大掃除がありました。
文化祭の興奮冷めやらぬ中だと思いますが、生徒たちは気持ちを切り替えてすぐに掃除に取り組んでくれました。
このような切り替えの早さも嵯峨野高校生のよいところだと思います。

文化祭後で疲れていると思いますが、てきぱきと掃除を進めてくれました。
掃除終了後のさわやかな表情
 

「まだ、通し(練習)ができていないけど、大丈夫かな?」
「背景画は間に合うか?」
文化祭準備も佳境に入り、HR担任はいろいろと不安になります。

場面転換に時間がかかりすぎでは?
体育館の屋根に響く雨音で、演者の声が聞こえない
休日練習に来ていない生徒が、寝坊か? パート責任者から部活の練習試合と聞き、「一安心」
音響機器などのトラブルが起きると、「本番でなくて良かった(ホッ)」
台風接近の報も気がかり
少し派手?なクラスTシャツに袖を通し、わずかに照れくささも加わり
とにかくヤキモキするばかり
限られた時間の中で

〈分刻みのリハーサル日程〉
もっと口出しするべきか、いや高校生の文化祭
目をかけて、口は出さないと心に決めて
でも、責任者の生徒に助言を求められ、つい長々と"助言"をし、また反省
 

文化祭は集団が成長する大切な機会です。
同時に「付かず、離れず」 担任教師も学ぶ場です。


本番まであと2日、
感染拡大防止という大きな制約の下、2年ぶりの開催に向けて、精一杯の準備を進めています。
保護者の皆様には、web上からの参加という御不便をおかけすることになり、誠に心苦しい限りです。"withコロナ"の下での"教育活動"に御理解のほどお願い申し上げます。

 

いよいよ来週火曜日に迫った2年ぶりの文化祭。
大道具小道具、衣装の制作も大詰めです。

さすがの3年生。芸が細かく、丁寧!段取りよく進んでいるようです。

細部までこだわりが見られます。

背景制作も段取り良く、協力して進めています。
息の合った作業には、3年間ともに過ごしてきた団結力を感じます。

2年生にとってははじめての文化祭。

協力して背景や道具を作ったり、毛糸でカツラを作ったり、アイディアを出し合って和気あいあいと進めています。

1年生

高校の文化祭の雰囲気を掴んできたようです。一生懸命取り組んでいます。

話し合い、協力し合い、責任をもってクラスの活動に取り組んでいます。
みんな本当にいい顔をしています。
今しかないこの時間を十分に楽しんで欲しいです。

体育館やスタジオでのリハーサルも始まっています。
2年生の演劇では本番さながらの熱演。担任の先生方も生徒たちのサポートに全力です。

文化祭まであと3日。悔いの残らないよう、頑張ってほしいです。

 

本日より午後の時間はとこのは祭文化の部(文化祭)に向けての活動となります。
校内は生徒たちのウキウキワクワクした声や表情で溢れ、活気に満ちています。

クラスの活動もさることながら、美術部では、とこのは祭に向けて大看板を制作中です!

普段は個人の作品制作が主な活動ですが、文化祭前は年に一度の共同制作を行っています。
とこのは祭当日に、サプライズでお披露目したいそうなので、これ以降の制作過程はブログ掲載NGだそうです。
いい作品になりますように。

 

8月28日月曜日、本日より2学期がスタートしました。
始業式に先立ち、8月より新しいAETのジョンソン・シャノン先生の着任式をおこないました。
 
始業式の校長式辞では、気持ちを新たに今日からの2学期が実りあるように過ごしてほしいという在校生へのエールと、いくら用心していても感染は避けられない状況の中ですが、感染を広げない努力を継続してていきましょうと改めてお話しされました。
 
その後、校長先生は2つのことを紹介されました。
1つ目は、嵯峨野高校のルーツについてのお話です。
夏休みに嵯峨野高校創立者 矢代仁兵衛さんのお孫様の井上清志様が来校され、学校の資料や施設を見学されたことを紹介されました。
創立者の矢代仁兵衛さんは1893年にお生まれになり、嵯峨野高校を1941年に創立されました。学校創立当時、矢代仁兵衛さんは50歳になっていない年齢でした。
困難な時代に若い年齢で学校を作ろうとしたことに、お孫さんである井上様は驚きと感銘を受けておられたそうです。
矢代仁兵衛氏は、自身の会社の仕事だけでなく、社会貢献の意識を高く持たれていたそうです。
橋長校長先生は、社会のために、人のために、大きく言えばこの国や世界の将来のために自分が何ができるのかを意識をもつことが大切なのだと、井上様との交流で感じられたそうです。
在校生の皆さんにも、このようなことを意識してほしいと語られました。
 
2つ目は、ウクライナの高校生のニュースについてでした。
6月23日のBBC Newsで報道された「Ukraine high school students pose in prom dresses among ruins」というニュースを紹介されました。
Youtubeの3分ほどの動画では、現地の高校生が、現在置かれている自分たちの状況や初めて空爆のサイレンがあった時の説明できないくらいの恐ろしさ、学校近くの地域には建物がなくなってしまったことなどを語っています。橋長校長先生の心に刺さった言葉は、「Before, it never occurred to me that tomorrow may not come.」というひとことだったそうです。
嵯峨野高校に通う皆さんと同じ、高校生の言葉から、ウクライナの現状を知ることもとても大切ではないか。今できることを精一杯やってほしいとお話しされました。
 
次に、生徒指導部長 和田先生の講和では、1学期始業式にお話しされていたことを振り返られました。
「時間を守る」「約束・ルールを守る」「挨拶をする」「ものを大切にする」「身だしなみを整える」
1学期には、多くの生徒が挨拶をする習慣が身についていたようです。
2学期も引き続きこの5つのことを気に留めて学校生活を送ってほしいとお話しされました。
来週に迫った「とこのは祭」に向けても、「思うようにいかなくても相談しあい、1つ1つ知恵を絞ってやり遂げよう」と励まされました。
 
最後に、Mr.childrenの「光のアトリエ」という楽曲の詩を紹介されました。
 「過去は消えず
未来は見えず
不安が付きまとう
だけど明日を変えていくんなら今
今だけがここにある」
 この曲を聞いた時、和田先生自身も、今、この時を頑張らないといけないと感じられたそうです。

夏休み明けで2学期に向けてやる気や期待でいっぱいな人も、不安な人も、今日の校長先生、和田先生のお話を機に、心構えを新たに2学期をスタートさせましょう。
 

 

補習開始前の光景
3年生は4コマの進学補習があり、そのあと文化祭準備
限られた時間内に、共に大切な瞬間を目指して歩みを進めます。

 

職員室入り口に各クラス代表生徒が記入に来る用紙が吊り下げられています。
その日の文化祭活動の有無、借用物の要・不要など各クラスの活動状況が一覧できるものです。
教職員にとってはある意味「季節の風物詩」となっています。
今年もまたこの季節がきました。「祭」は夏の季語です。
勉強だけではない、大切なもの。
文化祭準備が再開されています。

 

最終日も、茶室研修、懐石研修、文化財研修と盛りだくさんでした。
まず朝一番は近代の東京の茶道文化の拠点となっている護国寺での茶室研修。丁寧な説明を受けながら数々の茶室を見学させていただきました。特に月光殿は重要文化財に指定された歴史あるお茶室です。 

2つ目は東京都立富士高等学校での懐石研修です。お茶を美味しく召し上がっていただくための懐石料理ですが、なかなか研修ができる機会がなく、貴重な機会となりました。コロナ禍での実施に向け、スタッフの生徒さんたちは独自のプログラムの開発に助尽力いただきました。  

最後に三井記念美術館の見学です。リニューアル記念の展覧会が開催されており、国宝のお茶碗の他にも、花入、水差、茶入など貴重な茶道具の展示を見学しました。

盛りだくさんの3日間でした。新型コロナ感染の第7波が押し寄せてくる中、無事参加できたのは多くの皆様に応援していただいたおかげと感謝しています。普段は経験できないことをたくさん経験させていただいたという充実感とともに、帰路に着きました。

 

3年ぶりに全国総合文化祭茶道部門が開催され、2年生4名が京都府の代表として「とうきょう総文2022」に参加しました。
コロナ禍で様々な方々の御尽力によりで開催、参加できた大会です。有意義な経験ができることにワクワクしていました。
初日は、「江戸の窯 隅田川焼歴史探究」です。東京スカイツリーを望む向島百花園にて茶席研鑽会の後、東京大空襲で焼失し完全に途絶えた窯を復興し、当時の席焼の一部を再現した「絵付け」を体験しました。

生徒たちの作品です。どんな焼き上がりになるか楽しみです。

東京総文2日目です。
今日は国立オリンピック記念青少年総合センターで開会式、講演会、研修会です。
毎回のことですが、高校生の実行委員さんたちが大活躍です。
東京都音羽大本山護国寺 伊澤 元祐 氏の「東京の茶道文化」のついての講演を聴いた後は、茶杓研修会。ミニカンナとヤスリを使って自分だけの茶杓を作りました。  

棗(なつめ)に乗せるときのバランスや持ちやすい厚みなど考えながら作業を進めています。こんなにじっくり茶杓を見つめることはなかなかありません。

次にお茶席研鑽会です。今回の東京大会は、新型コロナ感染対策を第1に考え、いろいろな制約がある中での開催となりました。お茶席においても、本来の作法とは若干異なるものとなりましたが、それぞれの学校が精一杯のおもてなしをしてくださいました。
東京では8つもの流派があるため、お道具等もどこかに偏らないように東京らしいものを創作されていました。   

東京駅、東京タワーを模したお道具

都庁を模した水差し

待合では東京や他府県の生徒さん達と交流する機会も持て、とても勉強になりました。

 

 8月2日、表題のサマーセミナーが実施され、1・2年生35名が参加しました。

  宇治川オープンラボラトリーは、京都大学防災研究所のなかでも、主として水と土に関する災害の防止・軽減を目的とした研究を行っている「流域災害研究センター」の実験施設です。国内ではここだけにしかない実験施設も多く、共同利用研究施設として、京都大学の研究者のみならず、国内外の様々な研究者がここで実験を行っています。
 実験施設見学では、「雨水流出実験装置」、「流水階段実験装置」、「浸水体験実験装置」の3つの実験施設について、見学及び体験学習に取り組みました。

 「雨水流出実験装置」は滋賀県にある実際の地域の地形模型上に雨を降らせることにより、雨水がどのように流れていくかを調べる装置で、最大300mm/h に相当する雨を降らせることができるとのことです。今回は200mm/hに相当する量の雨を降らせ、雨水の流れる状況を観察しました。 

 「流水階段実験装置」は、大量の降雨が階段を通って地下に流れ込む際の状況を再現するための施設です。水かさは低くても、階段を落ちてきた水のもつエネルギーは予想以上に大きく、避難することが難しくなります。生徒は実際に階段を登り、その危険性を体感しました。 

 「浸水体験実験装置」は、舘屋や車などが浸水した場合、脱出することが困難となる状況を再現する装置です。浸水した場合にドアにかかる水圧は非常に大きくなり、水深が深くなるほどドアを開けることが困難になります。意外なことですが、車の場合は、スライドドアの方が水圧の影響を大きく受けるそうです。今回は家屋外部が浸水した状態を再現した装置で、水深20,30,40cmにおいてドアを開けるために非常に大きな力が必要になることを体験しました(40cmであけることができたのは35名中1名だけでした)。 

 また、見学待機時間には、京大防災研の成り立ちや概要、および国内の近年の水害に関する報道映像などを編集した動画を視聴しました。今回見学・体験した装置による再現実験が多数使用されており、研究施設の重要性をより実感することができました。

 
 
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